クモの糸
「クモの巣」というけれど
アミの形
アミをはるクモたちも種類によってアミの形がちがいます。
ふだんよく見かけるアミを紹介します。
種類 | 正常円網 (せいじょうえんもう) |
水平円網 (すいへいえんもう) |
不規則網 (ふきそくあみ) |
受信糸網 (じゅしんしもう) |
皿網 (さらあみ) |
棚網 (たなあみ) |
梳糸円網 (そしえんもう) |
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アミの形 | |||||||
特徴 | 地面に垂直にはられたアミ | 地面に水平にはられたアミ | ぐしゃぐしゃのアミ | 何本かの糸が長くのびているアミ | 皿のような形のアミ | 棚のような形のアミ | 渦巻きのような横糸のアミ |
クモ | オニグモ、 ゴミグモ |
アシナガグモ、 シロカネグモ |
ヒメグモ | ヒラタグモ | サラグモ | クサグモ | ウズグモ |
クモはいろんなことに糸を使っているようです。
◆網(アミ)◆
よく見かける、「クモの巣」と呼ばれているのはクモがえものをつかまえるために作ったアミ です。
オニグモのなかまのように、アミははるけれど、住んでいる巣はアミの横というクモもいます。
クモの中には、アミをはらずに動きまわってエサをさがす種類もいます。
◆住居(じゅうきょ)◆
食事、脱皮、卵を産んで育てるための場所にも糸を使います。
◆しおり糸◆
クモをつかまえようとするとおしりに糸がつながっていませんか?
これは「しおり糸」といって、ロッククライミングの時の命づなのようなもの。
◆捕帯(ほたい)◆
えものをぐるぐる巻きにするためにもたくさん糸を使います。